柏崎和久
株式会社I.T.I、SAKERISE代表取締役
宇都宮市生まれ。中央大学理工学部電気電子工学科 卒業。関電工で18 年間、送配電業務に従事。その後、 電力・エネルギー業界において複数企業の経営とプ ロジェクトに携わる。技術士(経営工学部門)&唎酒師
2024/
06/21
柏崎和久
株式会社I.T.I、SAKERISE代表取締役
宇都宮市生まれ。中央大学理工学部電気電子工学科 卒業。関電工で18 年間、送配電業務に従事。その後、 電力・エネルギー業界において複数企業の経営とプ ロジェクトに携わる。技術士(経営工学部門)&唎酒師
私は全国各地方でのいくつかのエネルギー事業に携わっていますが、エネルギー源として一番好きなのが水力発電です。山と川の自然に囲まれた場所にあり、神秘的な力を感じるところに惹かれています。
水力発電は、化石燃料を使用しないため、地球温暖化の防止に繋がります。いわゆる環境にやさしいのですが、水は無限に供給されるため、枯渇する心配がなく、自然のサイクルを利用するため持続可能です。さらに専門的に話すと、水力発電は天候に左右されにくく、安定した電力供給が可能であり、発電量の調整が比較的容易で、電力需要に応じた運用が可能です。
こうした魅力の他に、なんといっても、国内の自然資源を利用するため、エネルギーの輸入依存度を減らし、エネルギーの安全保障に寄与します。いわゆる水力発電の普及は、エネルギー自給率の向上に繋がるのです。
さて前置きはこのくらいにして、私は先日、栃木県日光市の水力発電所を訪れました。東京電力さんが管理運営する「日光第二発電所」です。
この発電所の周囲には美しい山々や清流が広がり、四季折々の風景が楽しめます。特に紅葉の季節や新緑の季節は、多くの観光客が訪れます。また、日光は歴史と文化が豊かな地域であり、日光東照宮や二荒山神社などの歴史的な名所があります。
私は年に1回、この水力発電所への巡礼と合わせて、近くの文化的な名所を巡ることをしています。マイクログリッド事業等に携わる仕事柄、自然環境を考えながら観光を楽しむエコツーリズムのようなことをしています。
皆様も是非、国立公園日光を訪れる際には、旅行プランに水力発電所の見学を入れてみてはいかがでしょうか。日光の豊かな生態系や美しい自然景観を楽しむことができ、かつ環境意識が高まり、力が漲ってくると思うのです。